留年座談会留年について本気出して考えてみた

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留年について本気出して考えてみた

2019年度新卒採用の特別企画は、まさかの留年採用。実際、社内では留年経験者はどのように活躍しているのか?また、留年は彼らの人生にどんな影響をおよぼしたのか?良いことも悪いことも包み隠さず、東急エージェンシーが誇る留年経験者に話を聞いた。

僕たちが留年した理由

引田

デジタルの部署で企画の仕事をしている引田です。私は就職留年したクチです。大学院で建築を学んでいたこともあり、最初の就職活動では、大手ゼネコンなどから内定をいただいたのですが、次の年に広告業界を受け直しました。建築業界はとても魅力的だったんですが、なんとなく業界として完成されている印象もあり、自分にとっては刺激の少なさそうな世界だな、と思って。周りにいた広告会社の友人の話を聞いていたら、人の気持ちをダイレクトに取り扱う広告コミュニケーションの世界にどうしても進みたくなってしまいました。

新井

新井です。引田と同じくデジタルの部署で企画をしています。私は2回留年しました。実は、大手広告会社に内定をいただいていたのにもかかわらず、事情があって取り消しになってしまい、その時はメチャクチャ落ち込みました(笑)でも、Web系の会社を1社経て、こうして広告会社で働くことができ、今は本当によかったなと思ってます。余談ですが、当時、大学が発行するフリーペーパーで留年特集という企画に出演したら、某ネット掲示板で叩かれたのは今ではいい思い出です。

橋本

営業の橋本です。私の場合はサークル活動に力を入れ過ぎたせいで単位が足りず、割と早い時期に留年が決まっていました。だからこそ、悔いのない大学生活を送りたいという気持ちが強くなり、留年が確定した仲間と国際交流系のシェアハウスを立ち上げて、年間100人弱の外国の方を招いていました。ずっと外国の女性と付き合ってみたいという願望もあって(笑)ただ、男5人住まいだったので、女性がくる機会はほぼなかったのですが…。

曽谷

営業の曽谷です。オーストラリアへ留学したので、1年多く大学に通いました。他の皆さんとくらべるときれいな留年です(笑)地方の国立大学に通っていたので、まわりに留年する友だちがほとんどおらず、就職活動の情報収集には苦労しましたね。そのおかげか、率先して知らない人に話しかけて仲良くなるのが得意になりました。今の営業の仕事に少し役立っているところはあるかもしれません。

企業はもっと留年生の活用を進めるべき?

引田

大学によって変わるようですが、留年する大学生の割合はおおよそ20%くらいだそうです。5人に1人というと結構な数ですよね。面接とかでも「なんで留年したのか?」って結構聞かれますし、採用活動では一般的には敬遠される傾向もあるみたいです。でも、留年ってそんなにダメなんでしょうか?個人的には、人間的に魅力的な方が多いような気がしますし、もちろん仕事でも活躍もしている方が多いように思います。

曽谷

留年しても活躍している人たちはいくらでもいるけれど、ESや面接でわざわざ留年経験をアピールする必要もないから、そういった人たちの話ってあまり世の中に出てこないですよね。そういうこともあるから必要以上に留年にマイナスイメージがついているんじゃないかと思いました。

新井

私のまわりにいる留年した友人にも、社会に出てハングリーにがんばって結果を出している人はたくさんいます。もしも今、留年経験者がマイナスイメージを持たれていたり敬遠されているんだとしたら、いい人を採用するチャンスなのかもしれませんね。

橋本

特に広告会社であれば、多様な経験を持つ人が集まるのは良いことですよね。様々な人たちが集まって一緒に何かを創りあげていくなら、アイデアとか企画の幅も拡がりそうですし。

留年はスペシャリストをつくる!?

新井

みんながそうかはわからないのですが、留年すると、自分のキャリアについて人一倍考えるようになる気がします。22歳でストレートに社会に出た人よりも、自分の時間を何に投資するのか意識しないといけないですから。時間がないので、戦略的にいろいろなものを捨てていく勇気が必要です。私がデジタル領域を選んだのも考えた末の選択だったりします。

引田

わかります。私の場合は大学院で留年しているので、学部を卒業して、ストレートで社会人になった同年代の人よりキャリアが3年少ないんです。新卒1年目のときは同期に対して少し劣等感もありました。そのような社会人としてのビハインドをひっくり返すためにもゼネラリストではなくスペシャリスト、まんべんなく平均的なスキルを持った人材ではなく、自分の強みをより高め、一つ突出した武器を持ちたいと考えています。

橋本

広告業界ではしばらく前からメディアを限定しないニュートラルなアプローチが注目されているじゃないですか。実は手段にとらわれずにコミュニケーションを考えるのって、突破口となる専門性が必要なんですよね。デジタルでもPRでもクリエイティブでもアカウントプロデュース(≒営業)でも、なんでもよいと思うのですが。留年経験者がスペシャリスト志向なのは、その流れとも重なって素敵なことだと感じました。

曽谷

東急エージェンシーは職種別採用ですからね(笑)私はまさにその制度を使って入社しました。面接のときも、御社に入れるなら何でもやります!とかではなく、営業をやりたい!と、正直に話せた気がします。

留年生へのメッセージ

新井

留年して大学生活をやり切ったという満足感も社会に出てからの劣等感も、必ず自分の力になるはずなので、ひたむきにがんばってください!いろいろ話しましたが、企業にとって留年がよいか悪いかは、私たちのがんばり次第で決まるところもあるので、少しでも評判が上がるようにこれからも良い仕事をしていきます。

曽谷

日本だと留年はあまりよくないことですが、オーストラリアだとそうでもないんです。「もう一度同じ学年ができるなんてラッキー」という感じの捉え方です。そのようにポジティブに物事を捉えて行動すればきっとうまくいくと思います。

橋本

広告は基本的にプラス思考が大切です。面接のときも、留年したことで逆に手に入れたものにフォーカスしていくと、自分にしかできない魅力的なプレゼンテーションができるはず。また、個人的な経験から、留年経験者はときに同じ大学出身以上の仲間意識を持っている気がします。留年したOBOGに相談すると、積極的に応援してくれるかもしれませんね。

引田

もし私のように内定をもらったけれど、他の業界にも熱い想いがこみあげてきたのなら、本気で考えてみることをおすすめします。将来何を成し遂げたくて、そのために、どこで、誰と、どんな仕事をするか。そして、そこにいくためなら、私は留年というまわり道をしてもよいと思います。

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